2024年02月11日

第108回『法楽寺わらく読書会』を開催模様@大阪市法楽寺

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2月9日の第108回『法楽寺わらく読書会』は、
いつもの法楽寺くすのき文庫にて行うことができました。
『修身教授録』の第2部・第30講『試験について』を
10名(冥界よりご参加の方々、見学の方を含む)で輪読し、
感想を共有しました。

われわれ人間が、一つの道理をほんとうにつかむということは、
単に書物を読んでこれを知ったとか、
あるいは頭の中で考えて会得したとかいう程度のことでは、
真実には得られないのであって、
そのためには、どうしても深刻な現実の実事に
当面することによってのみ、初めて真にわが物となるのです。
たしかに学校の成績というようなものは、
その人の実力を、そのまま示すものではないと言えましょう。
しかしその人の忠実さ、その人の努力、さらに申せば、その人がいかほどまで、
自分のなすべき当面の仕事をなし得る人間か否かということは、
かなりな程度まで、これを示すと言ってよいようです。
人が真に自分を鍛え上げるには、現在自分の当面している仕事に対して、
その仕事の価値いかんを問わず、
とにかく全力を挙げてこれにあたり、
一気にこれを仕上げるという態度が大切です。
希わくば諸君それぞれの立場から、この上とも深くこの真理について考えられんことを。
このような森信三先生の言葉に対して、
「かつて学習塾を経営していた頃、どうしても試験の点数にのみ注目しがちであった。本来は、そのプロセスなど、生徒のトータルを見て評価することが大切だと思う。」
「普段子どもたちと接する中で、勉強することが意味あることだと気付かせ、走り出すまで後押しすること、すなわちその心に火を付けることが大切だと思わされる。」
「私は長い教師生活の中で、一生の糧となるものを伝えたい思いで、試験の点数にこだわるなと教えてきた。それは、広い視野と熱い情熱を持って、でっかく生きろということである。」
「森信三先生が、その教師生活の点数で、たくさんの学生と接し、その人生を見つめる中で到達されたお考えとだと思う。まずは基本を身に付けるということが大切だと感じた。」
などといった意見が出されていました。
続いて、全一学ノートX章『生命の創造』のうち、「第一の創造」のミニ輪読会を行いました。
「われわれ人間は、如何にしてこの地上に出現したか」という点については、
宇宙の根源物質─物質そのものを創造した根源力
からまず無機物界を生じ、ついでそこから生物界が出現すると共に、
かかる生物界の出現の最後に、人間の始祖を生じたということである。
今回も、いつもお世話になっている珈琲専科りあんで、シェア会を楽しみました。
次回開催は、以下の通りです。
427862405_795302712641395_9110229594876397644_n.jpg日時:令和6年3月8日(金)14:30〜16:30
場所:法楽寺くすのき文庫
内容:「修身教授録」第2部・第31講「真面目」輪読会  
「森信三先生全一学ノート(新版)」ミニ輪読会
参加費:1.000円
                                    高嶋宣雄氏
※初めてご参加頂く方は、準備がございますので、前日までに下記にお名前、ご連絡先をお知らせ下さい。
《ご予約・お問合せ》

メール:mai@wadentou.com  TEL:090−4975−4000

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posted by 有美 at 19:17| Comment(0) | 和イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする