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ただいま、バースビジョンワークを開催中ですが。
バースビジョンとは、自分の天命に近い意味の言葉です。
私の日本舞踊の師匠は、91歳で現役です。
山村流の理事でもあり、お三味線、小唄も教えられています。
15歳の時に100人の芸子さんを教えられてからずっと続けられています。
芸にかける情熱の灯火は消える事はなく、
和の心を伝承させることが使命だと語られています。
「今は、伝承させることがお役目で生かされている、ただただ有難いと感謝!」
と心の奥底からの思いを言葉にされます。
戦争中に大阪が空襲にあった頃は、音を絞っておケイコをされていたそうで「好きだったんでっしゃろな〜」とおっしゃいます。
まさに、バースビジョンを実現されて生きてきた姿は、やまと撫子そのものです。
瞳に映し出される情熱は純粋そのもので、子供のような無垢で純真な輝きが光ってます。
私のライフワークを広げてくれた有難い出会いで、
今後のライフワーク展開の影響が大きいです。
写真は、先日、大阪国立文楽劇場にて「河太郎」を舞われた後に
若栄美師匠(真ん中)・栄美之さん(左)・私(右)の写真です。
師匠と栄美之さんの間の写真の浄瑠璃氏は、人間国宝の吉田文五郎さんです。
若栄美師匠の師匠のお父様で、お写真の前で一緒に撮影させてもらいました。
歴史は、続き、次の代へ伝承されるものだなと思います。
「足元だっせ。日々の積み重ねや」と決して威張る事をなさらず、
させてもらう事を1歩1歩積み重ねる事の大切さを身を以て教えて頂いてます。
山村流の名取試験の時の舞である山村舞の歌詞の中に、
腰は「要」(カナメ)というフレーズがあります。
扇の要が、きつすぎたり、ゆるかったりすると扇の役割を果たしません。
開いて閉じてと弾力があると、綺麗な模様が開き、個性ある扇が美しさを見せます。
人の腰も同じ。
腰が決まることが大切で、弾力があると大きくもっと開いていくように思います。
私は、腰は、可能性を広げる鍵になっている要だなと思います。
師匠が、昔に階段から転げ落ちた時に大切が腰を守ってくれたのは「帯」だったそうです。
2013年07月08日
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